前回授業で扱った仮説検証型論文で用いられていた計量政治分析について、大まかにどのようなものかを学ぶ。
なし
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第6回の課題文献であった日野論文において、暮らし向きの悪化、雇用対策を重視する人は、民主党に投票する確率が高いとの分析があった。民主党投票確率とこれらの問題への関心が関係する理由を考えた。
雇用問題に関心があるという人は、労組に加入している可能性が高いと考えられる。そうであれば、雇用問題を重視するからよりも、労組の組織員だから民主党に投票するという方が論理的に妥当であると考えられる。
→数値的相関関係が、両者の間に直接的な関係が生じることを意味しているのではない事を学んだ。
自説を裏付けるものとして数値をよく用いるが、適切に用いない限り、自説を空疎なものにしてしまう恐れがあることを実感した。(川村)