地方政治について、首長の経歴や党派性などの視点を導入して分析した文献をもとに、地方政治の現状を概観した。
(1) 河村和徳「首長の経歴と選挙枠組み―オイルショック以降にみられるその傾向」『現代日本の地方選挙と住民意識』, 慶應義塾大学出版会, 2008年, pp.15-35.
(2)曽我謙悟・待鳥聡史「無党派知事期の政策変化―1990年以降」『日本の地方政治―二元代表制政府の政策選択』, 名古屋大学出版会, 2008年, pp.257-313.
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ポークバレル的政策とは。
→一般には、農業・建設業などへの利益誘導的な政策をいう。
国政レベルでの政権交代が起こったと仮定したとき、地方にはどのような変化がおこるのか、無党派知事をキーワードに検討した。
今学期のゼミで扱った文献のなかでも難解な部類に入るものだった。それだけに、知見を整理し議論するのにてこずった。(北原)