▽授業概要

世論調査を題材とした2つの文献をもとに、調査の目的や調査手法の特徴、質問項目の影響などについて広く学んだ。

▼課題文献

(1) 松本正生「第1章 政治過程の中の世論調査」『世論調査のゆくえ』, 中央公論新社, 2003年, pp. 19-75.

(2) 田中愛治「『政党支持なし』層の意識構造―政党支持概念再検討の試論」『レヴァイアサン』20号, 木鐸社, 1997年, pp. 101-129.

▼文献要約

(1)
準備中

(2)
「政党支持なし」層を、政党支持層の残余として定義するのでなく、政党支持層と同様に、独自の政治意識を持つ層として積極的にとらえる必要がある。それによって、政党支持態度を適切に把握することが出来る。(北原)

▼質疑応答例

層化無作為抽出法とは。

→選挙人名簿から調査対象者を選ぶとき、まず投票区を選び、その投票区のなかで対象者を選ぶ方法。

▼全体討議

世論調査の方法について、面接法と電話調査を比較しながらそれぞれの方法の特徴を議論した。さらに、ネット調査についてもその可能性と限界を考えた。

▼今日の授業

調査手法や統計的分析などやや難解なものもあり、一筋縄ではいかないことを実感した。(北原)