第7回ゼミ 「選挙制度と日本政治」 (2007/06/06)

▽授業概要

選挙制度が日本の政治にどのようなインパクトを与えているか理解を深めた。

▼課題文献

「第6章 選挙制度と政党システム」 川人貞史・吉野孝・平野浩・加藤淳子
『現代の政党と選挙』pp.105-126(有斐閣,2001年)

「第7章 日本の政党間競争と選挙」 川人貞史・吉野孝・平野浩・加藤淳子
『現代の政党と選挙』pp.127-151(有斐閣,2001年)

「日本政治における農村バイアス」 菅原琢
『日本政治研究』第1巻第1号,pp.53-86(木鐸社,2004年)

▼議論内容

衆議院で小選挙区比例代表並立制が導入されたのは、政策本位の選挙、政党中心の選挙を企図し、また政権交代が起こりやすくなることを期待してのことであったが、現状そうなっているとは言いがたいのはどうしてか話し合った。その後、小選挙区比例代表並立制と併用制の違いについて、重要と思われる点(3つ程度)は何かも考えた。また、日本の政治、選挙は、非常にカネがかかると言われ、金権腐敗も目立つが、これはどのような理由からか考え、選挙制度の側面、政治全体のシステムの側面から議論した。